T(ティー)ナット

Tナットをご存知ですか?

チェロやビオラで稀に見かけるナットの形状です。

ナットというのはスクロールに近い側の弦を支える部分のことで、通常のナットは正面から見ると横長の長方形をしています。これがアルファベットのTの形をしているのが、Tナットと呼ばれるものです。

なぜこんな形にするかというと、、、弦長を短くするため。もともとネックが長く標準に合わせるために施されている場合もありますが、Tナットにすることで通常サイズのチェロを7/8サイズに近い状態にすることができます。

私も手が小さく、「広い形(全音を隣の指で取る)」が安定しなかったので、大学時代の先生にすすめられてこの方法で弦長を短くした楽器を使っていました。

メリット、デメリットの両方がある方法ですが、次回どのような作業をするのかも含めて詳しくお話してみようと思います。

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